2005年から2018年までの日本語学校のスタッフのみなさんへ、

バーモントから帰ったばかりで、deflation中です。

2018年の日本語学校で私は校長としての職責を離れました。

14年間、皆さんと一緒に仕事ができたことをここより感謝いたします。(14年間の学生数は1134名だったそうです。 By Wendy

教員とバイリンガルはミドルベリーの宝です。皆さんの協力なしで円滑な学校運営はできません。

本当にどうもありがとうございました。

ミドルベリーの夏は何度やっても特別です。これだけやる気満々の学生達が集まってきたら、こちらもそれに答えてあげたくなります。最後のバンケットが終わってからキャンパスを離れるまでの間は、そんな学生達の生の声が聞ける貴重な時間です。笑いあり、涙あり、日本語あり、英語あり、校長のことが怖くて話せなかったという学生がお礼を言いに来てくれたり、八週間どれだけきつかったかを教えてくれたり、たくさん発見がある時間です。でも、学生たちの笑顔、そして、「ミドルベリー、すごかった」「また、来たい」といった感想を聞くと胸に響きます。(涙)

14年間を振り返ると色々なことがあったなあと思います。始めは右も左もわからず闇雲にやっていました。そのあとは落語にのめり込み皆さんには迷惑なことだったでしょう。その他の「これおもしろそうだからやってみない」という呼びかけにも皆さんよく反応してくれました。日本語学校の多くの部分は先輩達から受け継いだものですが、それに少しでも足せたのであれば嬉しいです。そして、ミドルベリーで出来たことが皆さんの大学でもできれば、さらに嬉しいです。協力は惜しみません。 

振り返ってみて、一つ自慢できることがあります。14年間で一度も運動会で雨に降られなかったことです。運動会に関しては晴れ男でした。多分、夏祭りも雨天中止はなかったと思います。

13年のバイリンガルのジェニー・キムが古い写真をたくさん集めてモザイク写真を作ってくれました。拡大してよく見ると、皆さんの思い出をくすぐるかもしれません。写真のURLは以下です。

https://mosaically.com/photomosaic/e01859a0-1f4d-4ff7-97d8-913719fc6f01

建物も色々使いました。コフリン、ヘップバーン、メアリーモース、コフリン、アットウォーター、フォレスト。その度にクラブなどの場所を工夫しなければなりませんでしたが、みんなが知恵を出し合ってこなしました。

私にとっては80年代に教員として教えた時代が第1章で、校長としての14年間が第2章。今回は第2章が終わりました。第3章がどんなものになるかはまだわかりませんが、あることに間違いはありません。

今年の教員のみんなから色々記念品を頂戴しました。大学からは実物のAdirondack Chairをもらいました。(写真を添付します。) 

14年間、どうもありがとうございました。また学会などで会いましょう。

 

一味

2018.8.23 

 追伸:今年の落語ウィークにテレビの取材が入りました。

https://www.youtube.com/watch?v=NAo8jtVZFn8&feature=youtu.be