青いキリン

ある酔狂な大富豪、が言った。

「もしも青いキリンを私に見せてくれたら、莫大な賞金を出そう」

それを聞いたそれぞれの国の人たちはこんな行動をとった。

イギリス人は、そんな生物が本当にいるのかどうか、徹底的に議論を重ねた。

ドイツ人は、そんな生物が本当にいるのかどうか、図書館へ行って文献を調べた。

アメリカ人は、軍を出動させ、世界中に派遣して探し回った。

日本人は、品種改良の研究を昼夜を問わず重ねて、青いキリンをつくった。

中国人は青いペンキを買いに行った。