料金の内訳

アメリカのとある工場で、機械がすべてダウンしてしまうというアクシデントが起きた。修理工たちは必死になってあちこち調べたが、なかなか原因を究明することはできなかった。そこでとうとう日本人の技師が呼ばれることとなった。

その日本人はしばらく機械をじっと眺めた後、ハンマーで機械を二、三カ所卜ントンと叩いた。すると、驚いたことに機械は元通りに動き始めたのである。

日本人技師は修理代として5000ドルの請求書を出した。工場長は驚いて言った。

「あなたは機械をちょこっと叩いただけじゃないか!それでこの値段はあんまりだよ。

詳しい明細を書いてくれ」

日本人技師は何も言わず、内訳を書いて改めて請求書を差し出した。それにはこう書かれていた。

叩き代      5ドル
叩き場所捜索代  4995ドル