第2章 ワープロソフト

テキスト:第二章

ワープロソフトに関する章です。読みながら一つ一つ試して、出来るようになってください。教科書ではインデント、タブ、スタイルシート、検索と置き換え機能の使い方を通して、比較的うまく使われていない機能を使おうとする「姿勢」を学習してください。ですから、この三つが使えるようになればいいというわけではありません。そして、他にも便利な機能がないか試してみるという姿勢を養ってください。こんなことが出来ませんかという疑問がわいてきたら、質問してください。

ファイルのダウンロード: Ch2Example1.doc, Ch2Example2.doc, Ch2Example3.doc, Ch2Example3Answer.doc

 

ムービーヘルプについて

アプリケーションの操作を言葉だけで説明したり、それに関する質問をするのはなかなか難しいものです。そこで、ムービーヘルプというのをいくつか用意しました。ムービーヘルプはコンピュータ画面上の動きを動画として保存したビデオファイルで、音声の説明も入っています。下のWMV形式(Windows)かMOV形式(Mac)と書いてあるリンクをクリックするとムービーが始まります。WMV形式のファイルはWindows Media Playerというアプリケーション上で動くようになっています。MOV形式はQuick Time Playerというアプリケーションで動きます。どちらも自動的に起動するはずです。

MacでWMV形式のファイルを見るためには、Flip4Macという無料ソフトをダウンロードしてください。QuickTime PlayerでWMV形式のファイルが開けるようになります。
WindowsでMOV形式のファイルを見るためには、QuickTime Player for Windowsという無料ソフトをダウンロードして下さい。 パソコンが出荷される時にサポートファイルが入っているかも知れないので、始めはダウンロードしないで、ファイルが開けるかを試して下さい。


1 これらのムービーファイルはサイズが大きいのでダイアルアップ接続をしている人には、ダウンロードするまでに時間がかると思われます。

2 ムービーヘルプは我々の自作なので使っているパソコンとソフトのバージョンも全く同じではありません。(日本語版もあるし、英語版もあります。)ですから、皆さんが使っているソフトのバージョンと少しちがっていることがあると思いますが、それも勉強の内と考えて下さい。例えば、マイクロソフト社はオフィスの初期設定の場所などをバージョン毎に変える傾向があり、ユーザーとしては迷惑な話です。でも、機能をただしく理解しておけば、対応力が上がり、探せば必ずみつけられるようになります。つまり、「こういう機能を設定するメニューがどこかにあるはずだ」という自信が持てるようになってほしいということです。例えば、ワードのメニューの中に「表示」というのがあります。表示メニューの中の項目/機能はすべてファイルの内容が画面上でどのように表示されるかを決めたり、変更したりするためのものです。ですから、ファイルの内容自体を変更する機能は入っていません。表示メニューのズームという機能を使って、画面上の文字を大きくするのは「フォントのサイズを変える」のとは違います。表示メニューの項目を試してみると色々役に立つ機能が発見できるはずです。しかも、ファイルの内容は変更されないわけですから、何をしても、きわめて安全と言えます。

英語メニューと日本語メニューの対訳例

 英語のメニュー
日本語メニュー
 View
表示
Format
書式
Preferences

初期設定/環境設定

Save as...
新規保存...


3 ほかにもムービーヘルプの要望があったら、知らせて下さい。

4 Office 2007をお使いの方へ Office 2007(Windows)はメニューなどの構成が大幅に変更されています。したがって、ムービーファイルとの間に、大きなずれが生じています。私も今勉強している最中ですが、手もとにはOffice 2007がありますから、 本講座で扱っている内容に関しては、ぼぼ対応できますから、気軽に質問して下さい。

「よねさんのWordとExcelの小部屋」というサイトにWord 2007の分かりやすい解説が出ていたので、リンクを知らせます。

http://www.eurus.dti.ne.jp/~yoneyama/Word2007/index.html

 

1. 編集機能の設定

「ルーラ」はViewメニュー(日本語では表示メニュー)にあります。
「スタイル」はFormatメニュー(書式メニュー)にあります。
「段落」と「タブ」もFormatメニューにあります。
タブ、段落記号、スペースなどが表示されるようにする機能は、Office XPの場合、Toolsメニュー(ツールメ
ニュー)のOptions(初期設定)に入っています。Mac OSXの場合は左上のWordメニューのPreferences(環境設定)の中に入っています。Word 2007 (Windows)ではこれらの機能はOfficeボタンと呼ばれる画面左上にある丸いボタンのWord Optionの中で設定されています。「display」と「advanced」のセクションに入っているものが多いです。

タブキーとスペース(全角と半角)と段落記号(改行記号)を画面に表示する。
  (日本語版ワード)WMV形式 MOV形式 
  (英語版ワード)WMV形式 MOV形式
  (英語版ワード 2007) WMV形式 MP4形式

リストを作るときに点や数字が勝手に出てこないようにする。 
  (日本語版ワード 2003)WMV形式 MOV形式  
  (英語版ワード 2007)  WMV形式 MP4形式

タブのポジションやインデントのポジションが見えるようにルーラを表示する。
  (日本語版ワード 2003) WMV形式 MOV形式
  (英語版ワード 2007)   WMV形式 MP4形式

行の始めでタブキーを押すとインデントのマーカーが動いてしまう時は  
  (日本語版ワード 2003) WMV形式
  (英語版ワード 2007)  WMV形式 MP4形式


2. 絵の挿入と絵を挿入したときのテキストとの配置関係 (レイアウト、絵を挿入した後、その絵をクリックすると、まわりにハンドルと呼ばれるマークが四隅と各辺の中央に現れます。このマークを使って、絵の大きさを変えたり場所を変えたりできます。2003ではレイアウトによって、ハンドルは黒い四角の時と白抜きの四角の時があります。いつ黒くていつ白いのかを確認してください。) 
    (英語版ワード 2003) WMV形式 MOV形式 
    (英語版ワード 2007)   WMV形式 MP4形式

3. 縦書き編集と文字の方向
    (日本語版ワード 2003) WMV形式 MOV形式
    (英語版ワード 2007)   WMV形式 MP4形式
 
4. ふりがな(振り仮名の大きさの変更)縦書き機能と振り仮名機能を使って、短い教材用の読み物を縦書きでタイプして、難しい言葉にふりがなをつけてください。できあがったものを印刷してください。 
    (日本語版ワード 2003)  WMV形式 MOV形式
    (英語版ワード 2007)   WMV形式 MP4形式

5. 表(テーブル)テーブル機能をつかってコースの週毎のスケジュールを作ってみてください。 
    (日本語版ワード 2003) WMV形式 MOV形式
   (Word 2007: Insert -> Table)

6. 検索・置き換え 改行マークやタブキーを検索したり、置き換えたりしてください。 
    (日本語版ワード 2003) WMV形式 MOV形式
    (英語版ワード 2007)   WMV形式 MP4形式

7. タブの使い方

タブの使い方の基本 WMV形式 MOV形式

タブの既定値について(タブの場所を設定しなくてもタブがどこかで止まる理由) WMV形式 MOV形式
 (Word 2007: Home->Paragraphの右側にある四角をクリック。出てきたウィンドウの左下にあるTabs...をクリック。)

タブをルーラーの目盛りちょうどに設定できない時は WMV形式 MOV形式
 (Word 2007: View -> Show/Hide -> Gridlines)

タブの種類(左揃え、中央揃え、右揃え) WMV形式 MOV形式

タブを使って「右と左をつなぐ練習」を作る WMV形式 MOV形式

タブを使って回答欄用の長い下線を引く WMV形式 MOV形式

8. タブと描画機能(黒丸と線)をつかって、右と左を結ぶ問題を作る WMV形式

9.  フォーム機能(Forms)をつかって、記入項目、選択肢、チェックボックスなどを作る(アンケート、申請書、宿題などに利用できる。)
  (英語版ワード) WMV形式 MOV形式 (ファイルダウンロード:sample_questionnaire.doc
  (英語版ワード 2007) WMV形式 MP4形式

10. 書式(スタイルシート)の使い方

新しい書式を作る (英語版ワード 2003) WMV形式

書式を段落に適用する (英語版ワード 2003) WMV形式

書式の内容を変更する (英語版ワード 2003) WMV形式

 受講生からの質問

「テーブルのセルの中でタブを使ってテキストを揃えたいのですが、どうすればいいですか?」

 テーブルのセルの中には複数行のテキストを入れて書式を揃えることができます。セルの中でもインデントを設定したり、タブを設定したりすることができます。この場合、タブキー自体はOptionキー+Tabキーを使ってタイプします。Tabキーだけを押すと、カーソルがテーブルの次のセルに移動してしまいます。