第3章 表計算ソフト

テキスト:第三章

表計算ソフトつまりエクセルに関する章です。各項目が出来るようになったことを確認しながら、読んでください。また、成績表を作る場合、コースでの条件は様々です。自分のコース運営上に必要な条件をどのようにして表計算ソフトの計算式として組み込むかを考えてください。

ムービーヘルプ

1. 数字の小数点以下の桁数を指定する。 
    (英語版ワード 2003)WMV形式 MOV形式
    (英語版ワード 2007) WMV形式 MP4形式

2. 数字の表示桁数を指定する。(例 "263"を"0263"と表示する)   
    (英語版ワード 2003)WMV形式 MOV形式
     (英語版ワード 2007) WMV形式 MP4形式

(Excel 2007ではHomeのNumberリボンの右側にある小さい四角をクリックする。)

3. 枠を固定する。
     (英語版ワード 2003)WMV形式 MOV形式
     (英語版ワード 2007) WMV形式 MP4形式

4. 毎ページに繰り返し印刷される行や列を指定する。WMV形式 MOV形式
 (Excel 2007ではPage LayoutのPage Setupリボンの右側にある小さい四角をクリックする。)

5. 複数のシートを使い、それぞれに名前をつける。WMV形式 MOV形式

6. オートフィルタの検索オプション     
     (英語版ワード 2003) WMV形式 MOV形式
     (英語版ワード 2007) WMV形式 MP4形式

エクセルの色々な使い方に関してはエクセル技道場というWWWページがとても参考になります。

 「よねさんのWordとExcelの小部屋」というサイトにExcel 2007の分かりやすい解説が出ていたので、リンクを知らせます。

http://www.eurus.dti.ne.jp/~yoneyama/Excel2007/index.html

ダウンロード: Ch3Example1.xls, Ch3Example2.xls, Ch3Example3.xls, Ch3Example4.xls, Ch3Example5.xls 

エクセルに関する追加説明

1 列のタイトルと行のタイトル

学期始めに一学期分のワークシートを作って、予め印刷しておくと 通常はペンで記入し、時々それをキーボード入力するということが 出来るようになります。このようなワークシートは1ページでは おさまらない、横に細長いものになりますね。この時A列に学生の 名前を入力したとします。これを印刷すると学生の名前は1ページ目に は印刷されますが、2ページ以降は印刷されませんから、どこに データを書いていいのか分からなくなってしまいます。 そこで、ページ設定の「シート」で列のタイトルのボックスをクリックします。 そして、A列のAをクリックします。すると、ボックスの中に$A:$Aという 表現が現れます。こうするとA列の内容がすべてのページの一番左に繰り返し 印刷されるようになります。(この場合、ワークシート自体にはなんの 変化もありません。)行のタイトルも同様の機能を持っています。学生の数が多くて1ページに おさまりきらない場合に有効です。
印刷するときに縦横の線を入れるか入れないかを設定するのもページ設定の「シート」 の中で行います。(ムービーヘルプ参照)

2 連続データの作成

これは「1 2 3 4 ...」や「月火水木金土日」といった連 続したデータを 入力したいときに使います。学生に通し番号をつけたいときや曜日の情報を入れたい ときに便利です。
やり方はまず始めのセルに最初の番号(例、1)を入れます、そこからマウスをドラッ グして 範囲を指定します。メニューの「編集ーフィルー連続データの作成」を選びます。 (これはバージョンによって名称が変わっているかもしれません。) その後は分かると思います。

3 セルの相対参照と絶対参照

数式を作ってそれをコピーするとエクセルは通常 自動的に数式の中で使われているセルの参照先も変更してくれます。つまり、「完璧 な学生」 を使って数式を作って、それを各学生の行にコピーしたときに、数式の中で使われて いる 行番号も自動的に変更されているということです。そうでないと、数式とそこにつか われて いるテストの得点がその学生のものではなくなってしまいます。この時、セルはA1と かC4という 書き方で表現されていて、それを相対参照と呼びます。しかし、数式をコピーしたい のだが、その中で使われている特定の数値が入っているセルは変更したくないときが あります。その時は、絶対参照という方法を使います。絶対参照は$A$1とか$C$4と、 「$」を列番号と行番号の表記の前に挿入すればいいだけです。数式の中で絶対参照を 使うと、コピーしたときその値は変化しません。相対参照と絶対参照を混ぜることも できます。

4 IFを使ったときの複雑な条件の設定

IFを使った条件が複雑な時は、論理関数のANDやORを使います。例えばAND(L1>=80,L1<90)とすると
「80以上90未満」です。これをCOUNTIFに組み込むと=COUNTIF ($G$4:$G$63,AND(L1>=80,L1<90))
となりセル範囲の中にある「80以上90未満」の数値が入ったセルがG4とG63の間にいくつあるか計算します。