プリンタ関連用語

プリンタ関連でよく使われる言葉:レーザープリンタ(laser printer)、インクジェットプリンタ(inkjet printer)、トナー(toner)、インクカートリッジ(ink cartridge)、カラープリンタ(color printer)、ブラック&ホワイト(black & white)、PPM、dpi、解像度(Resolution)、メモリー(Memory)、パラレル(Parallel)、シリアル(Serial)、USB

レーザープリンタとインクジェットプリンタの印刷方法
 レーザープリンタはコピー機と同じような方法で印刷をします。プリンタの中に入っているトナーカートリッジの中にはトナーとよばれるとても細かい粉が入っています。(レーザープリンタを開けて、トナーカートリッジを取り出してみてください。)トナーは通常黒い粉ですが、カラーレーザープリンタの場合はさらに3色のトナーが別々に入っています。プリンタは熱と圧力でこの粉を紙に付着させます。ですから、レーザープリンタから出てきた紙は温かいのです。これはコピー機の印刷方法と同様です。(どうしてレーザーなのかの説明は技術的になりますので、別の用語辞典を読んでください。でも、レーザーと紙が温かいことは無関係です。)レーザープリンタは一ページ分のイメージをまず全部処理して、それをメモリーに貯めておいて、印刷します。それが終わると、次のページの処理を始めます。ですから、1ページのイメージは一度に印刷され、少し間があって、次のページがまた一度に印刷されるのです。この間の長さはイメージの複雑さによって変わります。とても複雑なイメージ(特にカラーイメージ)を印刷するときはメモリーを増やさないと印刷できないこともあります。
 インクジェットプリンタはカートリッジに入っている液体のインクをとても小さなノズルから噴射することで、イメージを作ります。ですから、インクはすぐ乾きますが、出てきたばかりの紙は少し濡れているような感じがします。インクジェットプリンタはイメージを少しずつ印刷していきますから、レーザープリンタのようなメモリーは持っていません。また、インクジェットプリンタは現在全部と言っていいほどカラープリンタです。インクはシアン(青)、マジェンタ(赤)、イエロー(黄)、ブラック(黒)があり、CMYKと呼ばれます。
 イメージの質はどちらのプリンタもとてもきれいになりました。さらに、光沢紙を使うと普通の写真のような印刷ができる。


比較

レーザプリンタ:比較的高い、印刷速度が速い、オフィスなどで複数のコンピュータで共有することが多い、耐久性がある、大きくて重い

インクジェットプリンタ:安価、印刷速度が遅い、個人用にすることが多い、レーザほど耐久性がない、小さくて軽い、ポータブルのものもある


用語の意味

ppm (pages per minute) 一分間に印刷できる最大ページ数のことを指す。実際に印刷されるページ数はイメージの複雑さによって大きく左右される。

dpi (dots per inchi) 1インチのなかのドットの数。ここでいうドットはプリンタがイメージを表現するために用いる小さな点を指す。600 dptはイメージを600分の1インチの点の集まりで表現できることを意味する。当然、dpiの値が大きいほどイメージはシャープになる。

コンピュータとプリンタの接続方法
パラレルやシリアルといった長い間使われてきた接続方法に代わって、シリアルの発展形であるUSB(Universal Serial Bus)という接続方法がプリンタとコンピュータを一対一で接続するときの主流になったと言える。オフィス環境で使われる共用のプリンタの場合ではイーサネット(Ethernet)と呼ばれる接続方法がよく使われる。