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「きょうを守る」字幕プロジェクト

プロジェクトディレクター:畑佐一味(パデュー大学/ミドルベリー大学日本語学校)

テクノロジー支援担当:深田淳(パデュー大学)

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2015年1月1日 水野久美さんが書いた菅野結花さんの話をアップロード

「目の前にある、この風景を残すために。海を渡った、女子大生が作った記録映画」(水野久美)in 「広がりゆく支援の輪」第8巻
 YukaKannoStory.pdf

2013年3月17日 AATJ in San Diego用のPPTファイル

サンディエゴで行われるAATJでの発表で使うPPTのファイルをアップしました。Kyo-o-mamoru-SanDiegoAATJ.pptx

2012年10月20日 「日本語字幕付き本編完成」アップデート

日本語字幕付き本編がほぼ完成しましたので、こちらも教材としての利用が可能です。耳が不自由な方達のための上映会用というのが発端だったので、出演者の気持ちが伝わるように、字幕の中には相づちや躊躇の発話などもできるだけ多く残しました。菅野さんの台詞の色を変えたので、会話が分かりやすくなっています。

2012年9月8日 「教材利用可能」アップデート

「きょうを守る」(本編70分)が教育教材として使えるようになりました。配布できる資料は本編オリジナル(字幕無し)、英語字幕付き本編、日本語スクリプト、英語字幕テキストです。これらの資料は授業内容にかかわらず無料で利用出来ますが、授業実践後にご報告ください。(文字起こし作業の練習、翻訳の練習、映画に関するディスカッション、東日本大震災に関するディスカッションなど)

教材としての利用に興味を持ってくださった方は、畑佐にご連絡ください。

2012年8月19日 アップデート

現在「きょうを守る」(本編70分 英語字幕付き)の配布はMP4形式のファイルとDVDで行っています。zipで圧縮したMP4形式ファイルはパスワード付きのダウンロードで配布し、DVDは郵送します。

zip形式のファイルがダウンロードされますから、それを解凍してください。解凍されたMP4ファイル(854MB)はWindows Media Player, GOM Player, QuickTime Player, Real Player, VLCなどを使って再生出来ます。映画の画像の解像度は720X405です。ですから、フルスクリーンモードにして、プロジェクタを使って大きなスクリーンで鑑賞する場合、少し粗くなりますが、それは故障ではありません。

DVDはNTSC形式でリージョンコード制限なしで制作してあります。

日本での上映を管理している担当の方との話し合いで、上映会での上映料を原則として一団体100ドルと設定することになりました。収益はディレクターの菅野結花さんの渡米費用などの経費に使用いたします。ただし、上映料はあくまで原則ですから、諸事情により上映会前の予算捻出が困難な場合、あるいは、期待される観客数が少ない場合は上映会場での寄付という形で募っていただけたらと思います。(寄付金の送付は上映会後でかまいませんし、金額は問いません。)今回のプロジェクトの主旨はあくまでもなるべく多く上映機会を持つことです。上映、あるいは映画の試聴をご希望なさる方は畑佐(khatasa@purdue.edu)にご連絡ください。

上映期日が決まったところで、ご連絡ください。映画をダウンロードで取得希望かDVDの郵送希望のいずれかをお選びください。上映に関するご質問、あるいは映画の試聴をご希望なさる方もお気軽にご連絡ください。

日本国外の上映では、震災に関する基本的な情報が伝わっていないことがよくあります。それを埋めるために、これまでの本編上映の前後に使ったパワーポイントのファイルとワードファイルをご用意しましたから、ご自由にお使いください。

1 pre-screening.pptx  このパワーポイントの目的は東日本大震災の基本的な情報を提供することと、陸前高田の地図にはビデオをリンクし、3月11日と12日の陸前高田の状況を具体的に伝えることです。rikuzentakata-311.movを一緒にダウンロードして下さい。(約10分)

2 post-screening.mov 上映後に使うパワーポイント。菅野さんがミドルベリー大学で上映後に行ったスライドショーを録画したもの。ムービファイルになっているので、そのまま「監督からのメッセージ」として見せることができます。台詞はすべて菅野さん自身が英語で話しています。震災前後での本人の生活の記録です。(約13分)

3 Takata-2012.zip Takata-2012-日本語版.docx(陸前高田の被災地図)というワードファイルに様々なリンクを埋め込みました。リンク先はパワーポイントファイルと動画ファイルで、2012年5月25日と12月24日の陸前高田の状態が見られます。映画の中のロケ地と同じ場所が多く含まれています。すべての映像は畑佐が陸前高田で両日撮影したものです。

4 パデュー大学での上映会用のポスター:poster-kyo-o-mamoru-Japanese.pdf poster-kyo-o-mamoru-English.pdf

 

上映料と募金の送付方法について:

Middlebury Collegeにこのプロジェクト用の口座を用意してもらいました。
上映料/募金の小切手はMiddlebury College宛にしてください。
領収書の宛名と返信用の住所を明記しておいてください。
ご不明な点、ご質問などございましたら、Wendy Butler (wbutler@middlebury.edu)か畑佐(khatasa@purdue.edu)にお問い合わせください。

送り先:
The Japanese school
Sunderland Language Center
14 Old Chapel Road
Middlebury College
Middlebury, Vermont 05753

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最近のニュース

ラフィエットの地元紙 2013年3月3日の上映会に関して

NHK World (英語ニュース)http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/movie/feature201209121300.html

山梨日日新聞 2012年8月17日 

ニュースプラス1いわて(ユタ州立大での上映会について)

 

NHK おはよう日本 7/23/2012 (このニュースの中ではミドルベリー大学日本語学校が字幕プロジェクトを行ったような印象を持たれるかもしれませんが、プロジェクトはパデューが中心になり、12校60名の方々によって行われたものです。NHKには訂正、あるいは、今後は正しく伝えていただくようにお願いしています。)

 

NHK BS1 ワールドwaveトゥナイト 7/12/2012 (このニュースの中ではミドルベリー大学日本語学校が字幕プロジェクトを行ったような印象を持たれるかもしれませんが、プロジェクトはパデューが中心になり、12校60名の方々によって行われたものです。NHKには訂正、あるいは、今後は正しく伝えていただくようにお願いしています。)

 

菅野さんのサプライズパーティでの合唱

 

 

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背景とこれまでの経緯

本プロジェクトは山梨県立大学の菅野結花さんが監督・製作した東日本大震災に関するドキュメンタリー映画「きょうを守る」に英語の字幕をつけ、英語圏の人達にもこのドキュメンタリーを観てもらうことを目的としている。

菅野結花さんは陸前高田市の出身で、2012年現在山梨県立大学の三年生である。震災で実家が流された。(本人は当日は陸前高田にはいなかった。)「きょうを守る」は、同大学の前澤哲爾教授の指導の下、菅野さんの母親、同級生、そして同級生の親達に菅野さん自身がインタビューを行い、撮影、編集したドキュメンタリー映画である。本作品は、地震の様子や津波が襲ってくる光景などを中心にした記録ではなく、その点で他のドキュメンタリーと一線を画している。インタビューされる側とする側がどちらも災害の当事者であり、家族や知人であることで、被災された人達を単一のグループとして捉えるのではなく、個人的な違いや、内面の心理が引き出されている。そして、制作者の「何が起こったのか、そして、起こっているのかを忘れないでほしい」という思いが伝わってくる作品になっている。また、菅野さん自身は意識していないであろうが、本人と同級生達の人間的成長の記録とも言える一面を持っている。

「きょうを守る」は2011年10月から11月にかけて開催されたやまなし映画祭に出品された。その様子をNHK山梨放送局がニュースとして取り上げ、「おはよう日本」で放送した。

やまなし映画祭

 

菅野結花さんのインタビュー記事(朝日新聞)

NHKニュース

 

パデュー大学の畑佐がこのニュースをインディアナ州でNHK国際放送(テレビジャパン)で視聴し、字幕をつける可能性に興味を持ち、その旨を山梨映画祭の主催者にメールした。菅野氏は畑佐の申し出を快諾し、本字幕プロジェクトが始まった。

字幕つけを仕事として依頼するのではなく、本編を分割して、日本語学習者が手分けして字幕をつけるという学習プロジェクトと位置づけて開始した。こうすることで、単なる字幕付きのドキュメンタリーを制作するだけのプロジェクトではなく、日本語の学習活動をしながら、震災の被害についての理解を深め、これからの復興について考える機会を持つというプロジェクトになった。

字幕の質をチェックするために文学翻訳の専門家でもあるミドルベリー大学日本語学科のスティーブ・スナイダー教授に協力を要請した。スナイダー氏は桐野夏生や小川洋子の小説を英訳しており、日本文学の読者の数を増やす活動を精力的に行っている。また、パデュー大学の同僚である深田淳教授が字幕付けの作業を進める具体的な方法と段取り作りに協力してくれることになった。関係者のみがアクセスできるようにGoogle Docsに作業用のファイルを作り、分割した本編の映像ファイルがAVI形式で用意された。

本編(70分)を16の部分に分割した。脚本に基づいて台詞を言っているドラマや映画と違い、自然なインタビューでは、言いよどみ、言い換え、繰り返し、独り言、間違い、終わりがない文などが多く含まれ、文字おこしの作業は学習者には難しかった。難しすぎる場合は担当教員あるいは日本語母語話者が手伝った。文字おこしした日本語を英訳し、それを元にAegisubという字幕ソフトを使って、独立した字幕ファイルを作る作業を進める。英語の最終チェックはスナイダー教授が担当する。

 

現在本プロジェクトに参加している学生達はパデュー大学(深田淳、畑佐一味)、ミドルベリー大学(スティーブ・スナイダー)、アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(秋澤委太郎、半沢千絵美)、タフツ大学(森田喜代子)、フランクリン&マーシャル大学(三浦謙一)、エリザベスタウン大学(高橋宣明)、ワシントン&リー大学(氏家研一)、ノートルダム大学(纐纈憲子)、インディアナ大学(栗山)、イリノイ大学(サドラー)、カールトン大学(加賀真理子)、ユタ州立大学(ニーリ)である。

尚、日本語学習者の上級者には中国語母語話者、韓国語母語話者も多く含まれるので、それぞれの言語での字幕づくりも進めたい。

字幕付けの作業は2011年3月末までに終了させる予定で、米国の春学期終了までには参加した各大学で上映会を実施するのが目標である。また、米国内の日本領事館、日米協会、商工会議所などの協力を得て、一般向けの上映会も実施したい。

本プロジェクトに学生を参加させたいとお考えの教員の方は畑佐に連絡してください。

 

陸前高田(本編の中に出てくる場所のいくつか)

Google Mapより(撮影日は不明)

左上:マイヤ高田店 中心:市役所 下:市民会館     中心:酔仙酒造

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学生達の写真

パデュー大学JPNS402での作業風景(2012.1.25)

  

  

インディアナ大学での授業風景

 

アメリカカナダ大学連合日本研究センター(IUC)

タフツ大学

カールトン大学

 

字幕プロジェクトに関する新聞記事


読売新聞 1月27日朝刊 (YOMIURI ONLINE 日本語 英語)

Indiana Daily Student (Indiana University) March 8, 2012

Stay Connected (Utah State University, College of Humanities and Social Sciences) March 9, 2012

Journal and Courier (Lafayatte, Indiana) March 11, 2012

Purdue University News release March 28, 2012

朝日新聞 4月4日 (PDF ファイル)

山梨日日新聞 2012年8月17日 

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