第1章 はじめに

テキスト:第一章

自己診断テスト:セルフテスト

用語の勉強全般について

ITリテラシーの中には器機や用語に関する知識も含まれます。個人用や学校用に器機を購入するときにある程度どのようなものが必要かと言えるようになっていて欲しいと思います。その程度の知識を持っていれば技術者やコンピュータに詳しい人との話しもスムーズに行きます。

まず、よく使われる基本的な用語を理解しておきましょう。

アプリケーション
ソフトウェア
ソフトウェアプラットフォーム
フォント
プログラミング
基本ソフト
日本語入力・インプットメソッド
文字コード
PDFファイル

(日本語教育事典より)

コンピュータ用語に関する学習姿勢

コンピュータ環境の確認とコンピュータや周辺機器に関する知識(コンピュータのOSって何?ハードディスクって何?メモリーって?モニターの種類?プリンタってどんな種類がありますか?スキャナって何?その他によくわからない器機や用語はありませんか?)いろいろリストアップしてみてください。コンピュータ関係の雑誌やカタログを一冊手に入れてページをめくってみてください。この講座を機会にわからない部分は何でもいいですから、質問してみて下さい。理解する必要がないものに関しては、私が判断します。知っているべきものとしらなくてもいいものの見極めができることも大切な知識です。少しずつ勉強していきましょう。

1 プリンタ関係
2 モニター関係
3 コンピュータ本体とRAM関係
4 大量記憶装置関係
5 スキャナー、デジカメ、デジタルビデオ関係
 

下のようなオンラインのコンピュータ用語辞典も利用して、調べてください。

アスキーデジタル用語辞典
http://yougo.ascii24.com/
コンピュータ用語辞典
http://computers.yahoo.co.jp/dict
オンライン・コンピューター用語辞書
http://www2.nsknet.or.jp/ ̄azuma/
e-Words 情報・通信事典
http://e-words.jp

パソコンやIMEの設定変更について

この課の課題で「自分のコンピュータの設定をいろいろいじってみてください。」というのがあります。それに対して、「恐くていじれない」、「元に戻らなくなってしまうとこまるので...」などの声が毎年よく聞かれます。私の答えは、「それでも、いじってください」です。理由はもちろん変更しないと理解が進まないからです。ただし、元に戻せなくなると恐いという気持ちはわかりますから、正しい(安全な)変更のし方を記します。

「変更は必ず一度に一つしかしない、そして、変更した部分をメモに取っておく。」(頭で憶えておくというのは危険です。)

一つ変更して、理解したら、次の項目を変更する前に、一旦その項目を元に戻すくせをつけてください。ちょっと、面倒くさいですが、どの変更がどのようの影響しているかの因果関係がハッキリしますから、慣れるまでは励行してみてください。絶対に、もとに戻せなくなることはありません。安心してゆっくりやってみて下さい。「これをこうするとこうなる」という感覚がつかめてきたらしめたものです。

海外で購入したパソコンで日本語は使えますか?

海外でパソコンを購入したのですが、どのようにすれば日本語が使えるようになりますか?
下の四つのサイトを参考にして、英語版のOSを使っているコンピュータに日本語をサポートさせる方法の基本を理解してください。

日本語オーケー!ドットコム
国際交流基金ロサンジェルスオフィス(渡辺真紀氏)
日本語教育とコンピュータ(国際交流基金浦和日本語国際センター 根津誠氏)

プリンタ用語の勉強に関して

今週のコンピュータ用語に関する課題はプリンタです。これについて、上にも書いたように、国内の受講生は書店 で月刊アスキーのようなコンピュータ雑誌を一冊買って、その中で分かることを増やしていくという練習に挑戦してみてください。(すこし古くなった雑誌を持っている人がいたらもらうなり借りるなりするので十分です。一年以内にしてください。)このような雑誌の中には必ずプリンタの広告が入っています。その中で使われている言葉で理解できるものが増えれば成功です。ちょうど、言語教育でいう生教材をいかに生かすかということと同じです。海外の受講生は地元のコンピュータ雑誌で十分間に合います。また、WWWページを使って同様のことが出来ます。たとえば、EpsonやHP(Hewlet Parckard社)のページに行けばプリンタ用語がたくさん見つかります。通販のカタログなどもとても役に立ちます。

総合的なリンク集に関して

「参考資料のページから」の「総合的なリンク集」が今週の割り当てです。提出課題にしてありませんが、この中には、色々なリソースを集めて公開してくれているサイトをリストしてあります。時間を作って、必ず、このようなサイトの中を探索して下さい。必ず、役に立つ情報がいくつかは見つかります。また、このようなページの構築と維持はたいへんなことです。感謝の気持ちを忘れないで、見てあげて下さい。

 

追加説明:ウィルス対策について

大変わずらわしいことなのですが、コンピュータウィルスも私達の日常の一部になっています。皆さんの中にも「ネットワークを通じてコンピュータウィルスが自分のコンピュータに入り込んだ」、「添付書類をあけたらウィルスにかかってコンピュータが使えなくなった」、という話を聞いたり、実際に経験した方も多いかと思います。ウィルスにかかってしまうと、今度は自分のコンピュータからE-メールの添付書類を通じて知り合いのコンピュータも感染する恐れが出てきます。ですから、自分のコンピュータを守り、また他の人に迷惑をかけないために、まずは自分のコンピュータをウィルスから守ってやる必要があります。

ウィルス対策の方法・ソフトの紹介
現在のところ、ウィルスはWindows 98/2000/XPといったウインドウズをターゲットにしたものがほとんどで、マックが狙われることはあまりないので、ここに紹介するのはウインドウズを使う方を対象にした対処方法です。(数が少ないマック利用者ですが、この点に関しては圧倒的に有利です。)

(1)アンチウィルスソフトを入れる
アンチウィルスソフトは、コンピュータウィルスを除去するソフトウェアです。ウィルスに感染したファイルを修復したり、コンピュータを感染前の状態に回復したりします。いろんなアンチウィルスソフトが出回っていますが、以下の2つが主流です。
- Norton Antivirus 2004(http://www.symantec.com/region/jp/products/nav/)シマンティック社
- McAfee VirusScan(http://jp.mcafee.com/default.asp)マカーフィー社
アンチウィルスソフトはインストールした後は、新しいウィルスに対処するために定期的にアップデートする必要があります。上記のソフトは自動的にアップデートするオプション機能がついていますので、自動的にアップデートするように設定してください。

(2)マイクロソフト社のウインドウズアップデート、オフィスアップデートを定期的にチェックする
2003年はウインドウズの欠陥をねらった悪質なウィルスが出回りましたが、マイクロソフト社は定期的にウインドウズとマイクロソフトオフィスのアップデートファイルを出しています。以下のページに行くと、使用しているウインドウズとオフィスが最新のものであるかがチェックでき、必要なものがあれば、ダウンロードすることができます。
- ウインドウズアップデート:http://v4.windowsupdate.microsoft.com/en/default.asp
(自動的にアップデートするように設定することもできます。 )
- オフィスアップデート:http://office.microsoft.com/OfficeUpdate/